頴娃町で「田舎フリーランス養成講座」に参加し、ひたすらパソコンと向き合って、ライティングやサイト制作、ブログやSNSの運用について学んできました。
田舎フリーランス養成講座は、ネット環境があれば仕事ができる「フリーランス」という働き方をするためのスキルを「田舎」で学ぶという講座です。
鹿児島県南九州市頴娃町に滞在してきましたが、ここはNPO法人頴娃おこそ会を中心として、「地域活性化」に積極的に取り組んでおられます。
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現地の地域おこし協力隊もコーディネーターとして関わってくださっているため、地域活性の現場にいながらライティング関係のスキルを学ぶことができるという、自分にとって最適な環境でやらせていただきました。
ということで、振り返りも兼ねて、感じたことを綴っておきます。
頴娃町の「田舎フリーランス養成講座」に参加してみて良かった5つのこと
(※会場の「塩や、」から徒歩3分の絶景スポット。)
田舎フリーランス養成講座に参加してみて、特に頴娃町だったからできた経験がたくさんありました。
1. 地域おこしの現場がみれる
2. おもしろい出会いがたくさん
3. 短期で一気にスキルが上がる
4. 食べものがうまい、安い
5. 温泉の質が最高にいい
頴娃町の田舎フリーランス養成講座で、特に感じたこと5つにまとめてみました。
1. 頴娃町の地域おこしの現場をみれる
(※改修したばかりの古民家「あずまや、」外観)
ぼくは、現在地域おこし協力隊として活動しているため、田舎フリーランス養成講座の「田舎」というワードに引っかかり参加を決めました。今回の会場も宿泊先も、現地の地域おこし協力隊が関わって再生した「空き家」を利用した場所。
これから整備していく様子や、これまでの経緯、地元学生とのワークショップの様子など、講座外でたくさん見ることができました。
(※初日に、周辺を案内していただきました)
頴娃町の石垣という地区の地域活性の活動の様子をプレゼンしていただく時間もあり、勉強になりました。
2. おもしろい出会いがたくさん
今回の講座の講師陣や参加メンバーはもちろん、頴娃町の会場だった「塩や、」「ふたつや、」には、たくさんの方が集まってきていました。
地元の方々との交流の場も作っていただきました。
(※頴娃町のNPO法人 頴娃おこそ会の定例会に参加させていただきました)
ここだけではまとめきれませんが、地元の農家さん、移住者の方々、地域おこし協力隊、外部から視察にきた方々・・・
たくさんの出会いがありました。
3. 短期集中で一気にスキルが上がる
(※自由時間にも参加者みんなパソコンに向かってました)
ここが、「田舎フリーランス養成講座」の大事な点ですね。
2週間ですが、一定期間集中してライティング、SEO対策、サイト制作、ブログ運営など・・・取り組むことができました。
(午前中に講義、午後は自分の作業という感じでした)
主に、クラウドソーシングでライターの仕事を受ける人と、自身のブログ運営に力を入れる人の2種類に分かれました。(自分は後者)
ぼく個人としては、ある程度ブログを書き続けていましたが、SEO対策、読まれるためのライティング、解析など、ほぼ行なっておりませんでした。ですので、講師陣にアドバイスいただきながら、収益化やアクセス数のアップを考えた記事を書いていきました。
(※運営している地域ブログ→TOON BLOG)
今回のように集中して取り組むことで、実際にアフィリエイト収益が発生したり、アクセスアップにつながりました。(解析ツールを導入したので、今後も改善していきたいです。)
また、自分の記事を書くペースを把握できたというのも僕にとっては収穫になりました。(だらだらと気が向いたときに記事を更新していたので、これを機にリズムをつくりたいです。)
4. 頴娃町は食べものがうまい、安い
若者たちが集まってがんばっているということで、講座期間中、近所の方々からたくさんの差し入れも頂きました。
鳥刺しに、カブに、お芋に、マフィンやケーキなどなど・・
(ほんとうにありがとうございました...!)
また、近くには野菜などの産直市もありました。飲食店も安くておいしかったです。
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ということで、滞在中は食費があまりかからなかったので助かりました。
5. 頴娃町は、温泉が最高にいい
お風呂は、最寄りの温泉「みやびの湯」によく行っていました。
露天風呂などはありませんが、サウナ付きで330円。
お湯の質が最高でした。
1日パソコンに向き合ったあとは、温泉で癒されました。
地域おこし協力隊がフリーランス的な視点を持っておくこと
(※講座休日に行われた地元の方向けの公開講座の様子)
今回の滞在で、フリーランス的な生き方をしている(もしくはしようと考えている)人たちにたくさん出会いました。
「田舎フリーランス養成講座」は、僕のような地域おこし協力隊にもぴったりな内容だったと思います。
(正直なところ、地域おこし協力隊研修よりも、仕事につながる実践的なスキルを学ぶことができます。)
外貨を稼いで、地域で消費する
地域おこし協力隊で移住をするような若者に求められることって、よそ者として「新しい視点をもたらすこと」や「その土地に定住すること(関わり続けること)」、「その土地の発信をすること」だと思います。
しかし、課題となるのが任期後にそこで稼ぎを得て生活していくことです。
地域おこし協力隊の任期は3年間なので、よっぽどのスキルがある場合を除き、なんの関わりもなかった土地で3年で仕事をつくって生計を立てるって、なかなかできることではありません。
そこで、「その土地で生活する」という点で、どこにいても仕事ができる状態のフリーランスという視点は、これからのひとつの可能性だと思いました。
そこの土地のものを使ってビジネスを成功させるのは理想かもしれませんが、インターネットを通じて外貨(その土地以外のお金)を稼いで、そこ(地域)で消費活動を行うことも、立派な地域活性の手段だと思います。
その地域で新たに仕事をつくるのではなく、仕事を持った状態での地方移住もこれから増えていくと思いました。
田舎フリーランス養成講座で生まれる地域交流
さらに、今回のような講座を田舎で行うことで地域との新しい連携の可能性もあると感じました。
(※講座休日に行われた地元の方向けの公開講座は、かなり好評だったみたいです)
先にも書いたように、2週間のあいだで地域の方々との交流機会がたくさんありました。また、これをきっかけに滞在の延長や移住を考える参加者もいました。
短期間ではありましたが、だからこそ集中して学べることもあり、偶然の出会いがたくさん生まれました。
ネットを通じて表現することや、生業をつくっていくことは場所を問わず田舎でもできる。
地域おこし協力隊の任期中に地域活性を考えながら、フリーランス的な視点も持って、しっかりどこにいても稼げる状態をつくっていきたいと思います。
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