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人は、なぜ悩むのか?

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どれだけ文明が発達しても、人の悩みは尽きない。

 

人が悩むようになった話。

 

「遊動生活」から「定住生活」へ

 

どれほど快適な場所でも、長く同じところに滞在していればそこは荒廃する。食糧はなくなるし、排泄物で汚れる。だから、人類は1万年くらい前は、ずーっと遊動生活だった。

 

けど、あるとき人類は、今のような定住生活を始めたのです。

長ーい人類の歴史で考えるとこれはかなり最近の話。

 

じゃあ、なんで定住生活をはじめたのでしょう。

 

氷河期がおわった。

 

 

約1万年前に、地球の氷河期が終わります。

すると、温暖化が進み、温帯の森林が拡大。そうして森林にすむ動物も大型から小型の動物に変わった来る。つまり、取れる肉も小さくなる。

 

森林が大きくなることで、それまでの槍を使った狩猟もできなくなり、自然と植物性の食料や魚を食べるようになる。

 

植物性の食事は、季節に左右されるため、食糧を保存しておかなければいけない。すると、移動には食糧が邪魔になる。

 

そして、人類は遊動生活をあきらめる。

 

遊動生活から定住生活にかわって、どうなった?

 

まず、定住生活になることで、死者とのかかわり方が変わる。

遊動生活では、死者はおいてきぼりだったけど、定住となると、初めて死者がそばにいる状態で生活することになる。

 

また、ルールや権利、義務がつくられ始める。

 

遊動生活では、合わない人は出ていけばいい。けど、定住生活ではそうもいかない。

 

すると、細かいいざこざを避けるために、「これはしていい」「あれはしていけない」というルールや、権利、「これはしなくてはいけない」などの義務が発生する。

 

そして、権力者が生まれる。

 

定住生活では、食糧の貯蓄が必要となる。これが、私有財産という概念を生む。

 

この貯蓄では、当然差が生まれ、格差経済が生まれ始める。この経済格差は、権力の差を生み、財産のあるものが権力を持つようになる。

 

この貯蓄という概念とともに始まったのが、「農耕」です。

 

定住生活への移行、そして農耕が始まったことにより、人類の人口は急激に増えた。

 

そして、「暇」な人々が生まれ始めた。

 

食べ物を貯蔵するため、狩猟をし続ける必要がなくなり、暇ができた。

 

 

人は、暇だから悩む。

 

まあ、長々と書いたけど、つまり、

 

人は、暇だから悩むのです。

 

 

 

え?わたし、全然暇じゃないんですけど!

やりたいこともあるし、暇があればこんなに悩んでない!

 

って人もいるかもしれなけど、大きな視点見ると、悩めている時点で暇なんだ。

 

 

パスカルさん曰く

 

人間の不幸などというものは、どれも自分の部屋でじっとしていられないがために起こる。部屋でじっとしていればいいのに、そうできない。そのためにわざわざ自分で不幸を招いている。

 

のだそうだ。

 

まあ、確かにそうだよね。なにかしたいから悩むんです。何者かでありたいから悩む。

 

 

遊動生活から定住生活に変わって、人類は暇を手に入れた。

暇だから何かしたくなる。

何かしてるともっと願いが出てくる。

願いが出てくるから、それが「叶う」と「叶わない」が出てくる。

叶わないが出てくるから、「叶えたい」と人は悩む。

 

 

つまり、悩みや苦しみをなくすには、「願いを持たないこと」なのです。

人はそれができない。

けど、悩めるのは、困ってないから。暇だから。

 

悩めるのは、幸せなこと。

 

人が悩めるのは、生理的欲求や安全欲求が満たされている状態なのです。

 

もし、生理的欲求や安全欲求が満たされてなかったら、悩まないで困る。悩んでる暇なんてなくて、なんか行動しているでしょう。

 

つまり、悩めている時点で、かなり幸せなことです。

 

 

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